「聞いて聞いて、今日のアンタ、ほんっと可愛い!! アタシが保証するわよ!!」
「あんまり可愛い顔してると、独り占めしたくなるじゃない……困らせるの、上手になったわね」
🎼 How-to / Mrs. GREEN APPLE
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「生き方は自由よ。『貴方』なりでいいの」
「周りと比べるまでもないし、比べる意味もないわ」
【名前】Ciel・Chevalier (シエル・シュヴァリエ)
【性別】男
【学年】3年
【種族】人間
【学科/寮】変身学科/幻衣寮
【能力】『Illusion d’Éclat』
──"輝きの幻想"を纏わせる者
誰かが「こうなりたい」と願うその姿を、現実のものとして外見に宿す。
それがCiel Chevalierに与えられた、鮮やかで静謐な変容の魔法。
Cielの魔力は「外見」という可視の情報に強く干渉する性質を持ち、
その人自身の中にある"理想像"と彼自身の美的センスを織り交ぜながら、全く新しい"本来の美"を引き出す──まるで幻想のように、美しく。
この能力が作用するのは常に"他者"のみ。
どれほど優れた制御ができても、彼自身の姿を変えることは決してできない。
発動条件は、相手の肌に触れながら呪文を唱えること。
その呪文は──
「Sois belle, sois toi.(ソワ・ベル、ソワ・トワ)」
────美しくあれ、あなたらしくあれ。
それは、彼が心からその人の魅力を信じたときにだけ効力を持つ。
軽く手を重ね、そっと囁くその言葉は、魔力を通して相手の内面に寄り添い、変化を許す合図となる。
ただ触れるだけでは発動せず、呪文と心、両方が噛み合ったときにだけ、幻想は現実となる。
呼吸のようにさりげなく、
まるでメイクを施すかのように、静かに"変化"が始まる。
「大丈夫、アナタはもっと綺麗になれるわ。アタシが保証してあげる」
──それは、装いを超えたひとつの"尊厳"。
「誰かを綺麗だと信じる力」こそが、この魔法の根幹である。
《特性》
〈Décoration illusoire(幻影装飾)〉
対象の姿を、彼の魔力で美しく再構成する。
変化するのは「外見」に限られ、顔立ち・髪型・服装・体型・雰囲気など、視覚情報全体におよぶ。
ただし、肉体の機能や能力、性格には影響しない。
〈Résonance Idéale(理想共鳴)〉
変化後の姿は、対象の「なりたい姿(無意識含む)」と彼の美的解釈の融合により決定される。
本人の願いが明確なほど、再現性は高くなる。
〈Manifestation de beauté(美貌顕現)〉
彼の審美眼により、対象に「最も似合う」と判断された外見へと導くことも可能。
本人の明確な願望がなくても、似合う髪型・服装・メイクなどを彼が独自に構築し、施すことができる。
まるでスタイリストが仕上げたかのような完成度を持ち、本人の魅力を最大限に引き出す。
〈持続時間と使用限度〉
・1回の変化は最大12時間まで持続
・一日に能力を使用できるのは最大6人まで
・7人目以降に使おうとすると、先にかけた効果が順に解除される
・同一人物に対して連続で使用し続ける場合、24時間が限界(Cielの体調に大きな負荷)
〈解除と拒否〉
Cielまたは対象本人の意志で、いつでも変化を解除可能。
解除後は数時間の魔力回復期間を置かないと、同一人物に再使用はできない。
《制限》
・自分自身への使用は不可能
・発動には「肌への接触」+「呪文の詠唱」が必須
・相手に強い拒絶や心のブロックがあると、効果が発動しない場合もある
・持続時間,人数に限界があり、過剰使用時にはCielに強い疲労が残る
・あくまで"外見の変化"であり、内面や運命そのものを変える力は持たない
その人の中に眠る美しさを信じ、そっと"かたち"を与える。
──誰かが少しだけ、自分を好きになれるように。
──ほんの少し、前を向けるように。
彼は今日も、やわらかく微笑みながら、
静かに誰かの手を取り、美しさという幻想を纏わせる。
それはまるで、
夜明けの前に一度だけ現れる──奇跡のような輝きの幻影。
【容姿】
《雪を編んだ白銀の髪に艶を宿し、紫の瞳に静かな熱を灯す──日常の中に漂う非日常、“美”という概念がひとつの形をとったような、静謐で艶やかな中性の花》
彼の髪は、雪の結晶がそのまま溶けることなく形を保ったかのように白く、触れれば指先に冷たい艶が移りそうなほど、澄んだ光を纏っている。
一本一本がまるで絹糸のように滑らかで、細やかに手をかけられていることが一目でわかる。
背中の真ん中まで流れるその長髪は、静かな気配とともに高く結い上げられ、美しいお団子として形を成している。
その仕草までもが"装い"のひとつであるかのように、隙がなく、けれど張り詰めすぎず、絶妙なゆるさを滲ませている。
中性的な顔立ちは、硬質な印象を持つ輪郭と、滑らかな肌の質感が共存する、まさに造形美。
ひとたび笑みを浮かべれば、その微笑にはどこか人を試すような艶があり、見る者の心の奥に柔らかな棘を残していく。
紫の瞳は濃く、吸い込まれそうな深さを持ちながらも、冷ややかさと優雅さが同居しており、視線を絡めた者に言葉を奪うような静かな熱を宿している。
左目の下に添えられた小さな泣き黒子が、彼の整った顔立ちに絶妙な"間"を与え、どこか物語の登場人物のような幻想性を添えている。
彼の手元には、艶のある黒のネイルが施されている。
光を受けて淡く輝くそれは、決してけばけばしくはないが、ふとした仕草で指先に目を奪わせる静かな主張。
日常の中にあるささやかな美意識が、彼の持つ"完成された日常美"をより際立たせている。
彼の肌は、まるで陶磁器の表面のように滑らかで、一切の曇りがない。
繊細なメイクによって血色と陰影が巧みに調整され、素肌を思わせるほど自然でありながら、確かな艶を持つ。
呼吸の合間、ふと見える鎖骨や首筋のラインまでもが計算されたような美しさをたたえており、目を逸らすには惜しい静謐な色気が漂っていた。
身長は184cm。
身体つきは細く、服の上からでも華奢さが伝わるが、必要な時にはきちんと力を使える芯の強さを秘めている。
柔らかい布に鉄芯を通したような、そんなバランスの取れた在り方が、彼という存在そのものを物語っていた。
制服は、わずかに着崩されている。
ネクタイは外され、第一ボタンは無造作に開けられたまま。だがそれは"乱れ"ではなく、洗練された余白として彼のスタイルの一部に溶け込んでいる。
一見だらしなさにも見えるその着こなしには、逆に"整えられすぎた美"に飽きた者だけが持つ洒脱なセンスが滲んでいた。
そして彼は、季節に関係なく、必ずカーディガンを羽織っている。
夏の陽射しから肌を守るためのものでありながら、袖は常に萌え袖になるほど長く、その柔らかな生地が手元に溜まり、彼の細い指先と黒のネイルをより印象的に浮かび上がらせる。
日焼け対策という言葉では片づけられないほど、その一枚の布には彼らしさが滲んでいる。
言葉を発さずとも、彼の姿はまるで一枚の美術品。
艶やかで冷ややかで、触れた者だけが気づく体温のような優しさを秘めて――
その佇まいは、"美"という言葉に最も近い、人間の形だった。
【性格】
《柔らかな口調に込められた真心と、繊細な美を守るためなら誰よりも真っ直ぐに立ち向かうその姿は、"可愛さ"を纏いながらも、誰より誇り高く、強く優しい――本物の男》
💄「シエルくんって、まるで優しいお姉さんみたい」
初対面でも自然に名前を呼んでくれて、鏡を見るたびにちょっと自信をくれるようなことを、さりげなく言ってくれる。
メイクのこと、スキンケアのこと、恋バナまで――全部"味方"でいてくれる感じがして、つい話したくなっちゃう。
「今日のアンタ、とっても素敵よ??」って、少しだけ口調はオネエっぽいけど、その言葉が本気って、ちゃんと伝わってくるからずるいよね。
👀「シエルって、ほんとはすごく人を見てる」
あの子の"綺麗"って、ただ表面を整えるだけじゃない。
ちょっと落ち込んでるときも、顔に出さなくても、そっと手を取って「ねえ、無理してない??」って微笑んでくれる。
言葉にできない気持ちに気づいてくれる人なんだと思う。
変わりたいって思ったとき、誰よりもそばで背中を押してくれるのが、シエル。
🪞「シエルの魔法って、"可愛くなれる魔法"なんだよね」
髪型も、服も、メイクも……何もかもが"自分らしく"見えるように変えてくれる。
その人のこと、ちゃんと好きでいないとできない魔法だと思う。
「アンタの美しさ、見逃してるのはアンタだけよ??」って笑って、鏡の中に、少しだけ誇らしげな自分をくれる。
……だから、変わるのが怖いときほど、あの手を取りたくなるんだ。
💋「シエルって、ちょっと色っぽいけど、安心できる人」
冗談まじりに「その涙、メイクがもったいないわ」なんて言いながら、ちゃんとハンカチを差し出してくれる。
距離は近いのに、不思議といやらしさを感じないのは、"ちゃんと見てくれてる"って思えるから。
甘さと優しさのバランスが絶妙で、一緒にいると『私、このままでも大丈夫なのかな』って思える。
――自信をくれる人、って、きっとこういう人のことを言うんだと思う。
👠「シエルくんって、誰かの"初めての自信"になってくれる人だと思う」
ちょっと髪型を変えた日、少しだけメイクに挑戦した日――
「それ、すっごく似合ってるじゃない」って、真っ先に気づいてくれるのがシエルくんだった。
誰よりも早く褒めてくれるくせに、『え?? 私、ほんとに??』って戸惑ってると、まるで魔法みたいに、鏡に"可愛い"を映してくれる。
あの人に見つけてもらえた瞬間、私はちょっとだけ、自分を好きになれた。
🌄「シエルって、"隠したい気持ち"も大切にしてくれる人なんだ」
誰にでも言えるわけじゃない悩み。声に出すのが恥ずかしい不安。
そういうのを、わざわざ言わせなくても、そっと読み取って、触れないでいてくれる。
でも、必要なときにはちゃんと手を差し伸べてくれて、「ね?? アンタはそのままで、ちゃんと素敵よ」って、そっと微笑んでくれる。
心の中にしまってた小さな痛みが、知らないうちに癒されていく感じ――それが、シエルのやさしさ。
💣「シエルって、正直ちょっと近寄りがたいと思ってた」
最初は、女子とばっかり話してるし、オネエ言葉も使うし、「ああいうタイプとは合わなさそう」って思ってた。
でもある日、クラスの発表の準備で一緒になって――あいつ、めちゃくちゃ気が利くんだよ。
自分は前に出ないくせに、全体のバランス見てさりげなくフォローしてくれるし、「アンタの声、低くて響くから前に出たほうがいいわよ」って、自然に背中押してくれて。
……ああいうの、ずるいよな。敵わないって、ちょっと思った。
✊🏻「"……あ、こいつ、男だわ"って思った瞬間があった」
いつもは女子と笑ってて、"かわいい系"って感じだったけど、あるとき教室で誰かが冗談交じりに女子の見た目いじってて――
シエルがスッと立ち上がって、「見た目を茶化すのはダサいわよ」って、まったく笑わずに言ったんだ。
空気がピシッと引き締まって、その場にいたやつ全員が、口閉じた。
……その目、すげぇ真っ直ぐで、俺、なんかドキッとした。
ああいうときのシエルは、どんな奴より"男"だと思う。
🔥「意外と、"男同士"で話すと熱いんだよ、あいつ」
最初は『メイクの話とか、俺はいいかな~』って思ってたけど、
こっちが真剣な悩みぶつけたら、ふざけずにまっすぐ返してくれる。
自分が何にこだわって、どうありたいか――そういう"芯"がブレてない。
オネエっぽいとか、外見だけで判断してたの、ほんと失礼だったわ。
あいつ、男が憧れてもおかしくないくらい、かっこいいぞ。
🧳「あの細さで、あんな重いの持つなんて思わなかった」
倉庫の片付け中に、後輩の子が重い荷物を抱えてたんだけど、シエル先輩がふらっと来て、
「ダメよ、こんなの女の子が持つものじゃないわ」って。
何気なく持ち上げたその腕、細いのにしっかり筋が通ってて、思わず見惚れた。
普段あんなに優雅なのに……やっぱり"守れる人"ってかっこいいな、って思った。
【SV】
《柔らかく滑らかな中音の声に、微かな湿度と艶を含ませた話し方は、まるで絹をなぞるように耳に触れ、聞く者の心に優しく、そして深く染み込んでゆく》
「あら、アタシのこと知りたいの?? ふふっ、物好きねぇ。シエルよ。シエル・シュヴァリエ。気軽に消えるって呼んで??」
「今日はメイク変えたのね!! とっても似合ってるわよ」
「そのメイクもすっごく似合ってるんだけど、アンタの可愛さをもっと強調するなら、アイラインは少しだけ跳ねさせてみて?? きっともっと可愛くなるわよ」
「全く…泣きたい時はちゃんと泣きなさい。……ほら、アタシの肩貸してあげるから」
「やだちょっと○○から新作コスメが出るって!! 見に行きましょ!!」
「今日デートになったの?! やだもうアンタなんでこういう日に限ってメイクしてないのよ…。ほら、手貸してごらんなさい。アタシがとびっきり可愛くしてあげるわ。Sois belle, sois toi.」
「また購買なの?? ちゃんとしたご飯も食べなきゃお肌が荒れちゃうわよ?? 今夜アタシの部屋おいで?? やだ変な意味じゃないわよ!! アタシが栄養満点のご飯作ってあげるわ」
「誰に何言われたか分からないけど、アンタは可愛いわよ。アタシが言うんだから間違いないわ。自信持って」
「今日元気なさそうだったから、帰りに寄ってみたの。迷惑じゃなかったかしら?? 何があったの??」
「ねぇ、………"俺"だって男だよ??」
「好きって言葉、安く言いたくないの。……でも、アンタには何回でも言える。不思議ね」
「……他の誰に笑っててもいいけど、アタシの前では、少しだけでいいから特別でいてよ」
「アンタのこと、大事にしたいの。奪うでもなく、守るでもなく、包むみたいに」
「貴女はどんな宝石よりも綺麗よ」
「俺だって人並みに嫉妬するし、独占欲だってあるから。お前ちょっと可愛すぎ」
【備考】
一人称:アタシ / 俺(恋人のみ)
二人称:アンタ、(名前)くん/ちゃん。
呼び捨て、あだ名(親友のみ)
貴女、お前(恋人のみ)
所作のひとつひとつが洗練されており、何気ない仕草さえも美しさを纏っている。
普段は柔らかな物腰だが、怒りの感情が頂点に達した時――誰もまだその瞬間を目にしたことはないが、ひとたび本気で怒れば、低く鋭い声音と荒れた言葉遣いが零れ出すという。
まるで別人のようなその一面は、静かな美の裏に潜む"本物の怒り"の気配を予感させる。
___「あ?? テメェ今なんつった??」
イメ画:『長髪のおにいさん』様使用
【関係】
・「水鏡 望」さん(吉田様宅)
< 親友 >
「ミズキはそうねぇ…ほんとに顔が綺麗よね。昔から。再会出来て嬉しいわ」
・「Belladonna Verde(ベラドンナ・ヴェルデ)」さん(早野様宅)
< 親友 >
「ベラってばいっつも夜更かししたりご飯が適当なのよ…。なのにお肌は綺麗ってほんとになんなのかしら??」