鋏
鋏さん (9jl4praf)2025/5/22 20:45 (No.36263)削除【名前】 Saphir Orphen( サフィール・オルフェン )
【性別】男
【学年】3年
【種族】吸血鬼
【学科/寮】倫理学科/結心寮
【部活/委員会】馬術部/所属無し
【能力】
Après la pluie, le beau temps
(雨の後は晴れ=やまない雨はない、不幸の後には幸福がやってくる、という意味合いの諺)/
一言で言えば雨を司る能力である。出来ることは大体以下の通り。
①天候の操作
と言ってももちろん天候ならば自由自在、という訳では無い。基本的に雨か晴れかの二択しか選べず、その理由は天気そのものではなく雨雲を操作しているからだ。雨という一点に絞れば霧雨から豪雨に至るまで呼び寄せる事が可能だが、単純に雲を追っ払って晴天にする方がはるかに労力が少ないだろう。
②雨滴の操作
地面に落ちる前の雨滴たちを意のままにコントロールすることが出来る。全ての雨滴を空中で一時停止させたり、それらを集めて弾丸のように放ったり__などなど、工夫すれば使い道は多岐に渡るだろう。この能力があるため、彼は雨天時に傘を持たずとも一滴も濡れずに済むのである。
雨雲の発生範囲は自身を中心に半径1キロ程度まで。それ以上に範囲を広げると制御が利かなくなってしまい、通常の悪天候や災害のように手がつけられなくなってしまう。範囲の指定には細心の注意を払う必要があるだろう。
また、長時間雨を降らし続ければ代償のように自分が脱水症状を起こしてしまう。体調を保てる限界時間は大体30分程度。
【容姿】
▶制服の上着はロング丈のコートを選択しており、前のボタンは留めたり留めなかったり。
▶透き通るような白い肌に、青みがかった黒髪のロングウルフ。前髪は右目側を長く伸ばしており、サファイアブルーの瞳の片方と、そのすぐ下に残る古傷を覆っている。また、目尻を縁取るように朱色のアイラインが引かれており、元々よろしくない目付きをさらにキツいものにしている。吸血鬼特有の翼は普段背中にしまっているが、インナーカラー(?)は深いブルー。夜では馴染むが昼間であればよく目立つ。
▶身長177cm。一応筋肉がついて引き締まってはいるものの、あまり食べないせいで線は細め。ロングコートでシルエットを誤魔化しているが腰の当たりは特に細い。しかし馬術を習っているだけあって体幹は非常に良く、足腰はしっかり鍛えられている。本人的にはもっと肩幅が欲しいところ。
【性格】
▶成績優秀スポーツ万能、そして文武両道という長所を帳消しにする性格の悪さで知られている。"玉に瑕と言えばあの人だよな"と言われるほどの代名詞。
▶彼は没落した貴族家の長男だ。衰勢したとはいえ貴族は貴族、粗暴ぶった言動の中にもちょっとした仕草や価値観に意外な育ちの良さが覗くこともある。とはいえ、そんな素振りを見せるほど仲良くなる前に大抵の人間なら挫折してしまうだろう。会話には1レスポンスにつき1つ以上の罵倒がくっ付いてくるのが通常運転。要は口が悪いのである。
▶ドがつくほどの負けず嫌い。その出自のせいで軽んじられる事が多かったせいか、他人に貶されることには慣れっこだ。しかし当然ながら慣れと納得は別物である。それらに無言で耐えることは決してせず、自身に楯突く相手を実力で圧倒する瞬間が大の好物。その相手には目上だの目下だのは関係無く、相手によって態度を変えることはまず無い。卑怯なやり方で勝つことは好まず、あくまで自分の力で正々堂々勝って見返すことに執着している。
▶前述の負けず嫌いがあってか、少し完璧主義の傾向がある。『誰にも下に見られない為に苦手なことがあってはならない』をモチベーションに、これまでも苦手をひとつずつ潰してきた。そのため座学や運動に留まらず、楽器演奏、炊事洗濯に始まるハウスキーピング等、貴族らしからぬ範囲にまで知識は及ぶ。左利きも両利きに矯正するほどの徹底ぶりだ。現在潰し中の苦手は手芸であり、最終的には手袋を一対縫い上げるのが目標。いつも少し目標を高く設定しがちなのだ。
【備考】
元々は伯爵の称号を持つ家系であり、王家の親戚筋であったため高位の貴族として繁栄してきた。しかし第三者による王位の簒奪をきっかけに前王派の貴族達は一斉に国を追われ、半ば亡命のような形で夢映学園のある国へとやってきた。それが今から約100年ほど前の出来事である。最近では無いが、吸血鬼にとってはさほど古い話でもないだろう。ただ彼が産まれる前の出来事であるため、彼自身にはどうしようもない事で生まれた時から没落貴族のレッテルを貼られていたのは事実だ。
それでも貴族らしく過去には一応許嫁も居たのだが、10歳の時にこっぴどく振られている。家柄はもちろん許嫁の方が上である為、物心がついた少女に好みじゃないと一蹴されてしまえば家としても断れない。彼としては普通に初恋になり掛けていたのでかなりショックな出来事だった。
そんな少年の日の苦い思い出から、あまり恋愛というものを良いものだとは思っていない。
彼の家族は相変わらず再興の為に良縁を願ってはいるものの、目下アプローチされている後輩の存在__もといその正体を知れば、是が非でも後押ししようとするだろう。家族に彼女の存在がバレるのも時間の問題かもしれない。
【SV】
「 サフィール・オルフェン、倫理学科の3年だ。もし何か困ったことがあったら、俺以外のお花畑どもを頼るんだな。 」
「 おおっと、まさか大貴族様より俺の方が成績が良いなんて!たまたま体調でも崩したか?それとも俺のために手加減を?こんな所でまでノブレス・オブリージュの実践とは、ほんっと頭が下がるよなあ! 」
「 ……おい勘弁しろよ、俺にオマエみたいな馬鹿の相手しろってか?こっちまで知能指数が下がったらどうする。 」
「 オマエより馬の方がよっぽど可愛げがあるぜ、何よりコイツは俺の言うことをよく聞くからな。……ほら、踏み潰されたくないならそこ退いてろ。間抜け。 」
「 おいナランツェツェグ、…ナラ……ナル、聞いてんのか?返事しろ。分からないフリしてんじゃねえ、オマエ公用語ペラペラだろうが。 」
「 傘ァ?要らねえよ。……けどまあ?お前が?どうしてもって言うなら?入ってやってもいいぜ。…っハハ!ほら、もっとそっちに寄れよ。 」
イメ画は「男版1.2-小风奇迹装扮间【禁止卖设】」様を使用しています!