ソロル置き場

Solo Story

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有栖さん (9j9kkrrf)2025/5/14 18:59 (No.35698)削除
【柏原 紫珠】

「……何処なんだ……」( きょろきょろと周りを見渡す。やはり居ない。最近幼馴染の彼女に会えていない。自分が寮長の仕事や部活の仕事等で忙しかったのも有るかもしれない。___あ、居た。………横に居るのは誰何だろうか、なんて嫉妬心を膨らませながら声を掛けれる事もなく彼女と見覚えの無い男子生徒のやり取りを聞いていると『好き』という言葉が耳に入ってきた。彼女の声じゃない。男子生徒の声だ。ぐちゃり、と心臓が押し潰される様な感覚。彼女がもし男子生徒と同じ気持ちだったら?そんな不安な気持ちで頭がくらくらする。数十年にも渡って彼女に隠し続けてきた想い。砂糖をじっくり煮込んだ様な重くて苦くて甘くて恋心はこんな呆気なく終わってしまうモノなのか。 ) 「……」( もし治癒魔法が自分に使えればこの傷も埋めれたのかもしれない。いや、この傷だけは誰にも埋めれないだろう。彼女でなければ意味がない。「…やっぱ幼馴染だもんね、」乾いた笑い声を漏らし寮に帰ろうと彼女の居る方向とは逆にいつもより早歩きで去る。彼女がどうか幸せになれますように__ 。)

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舞琳さん (9j9kgtbr)2025/5/14 18:34 (No.35690)削除
『史学科3年、進学と留年』【之月 御殊/亜筝 搦栖】


「…………。……は?」

俺様は之月 御殊。史学科。部活は演劇、委員会は保健。
そんで、今年で三年。いわゆる受験生の時期。
進路は……まぁ、あいつに合わせてだな。
幼馴染とは学科が違うから、教室ももちろん違う。
途中で別れて、自身の今居るべき場所へ向かった。

……向かったんだが。

「おや…?やぁ、御殊くん…だよね?久しぶり。」
「……いや、あんたはなんで此処に居るんだよ……。」

居るはずもない。居る理由がない。
この、ルカスよりもそれっぽいけどウザさが増したこれ。
このオーラ、間違いない。去年の、3年の先輩―――


―――「覚えているかな、亜筝 搦栖だよ。よろしく。」


平然と、目の前の相手は笑って見せる。

「…だから、なんであんたが俺様のクラスに……」
「……まぁ、端的に言えば留年したから、かな?」

解せない。なんで。あんたは、成績もいつも上位で。
あいつみたいに女に囲まれて、友人も多く居て。
同級生の奴らの憧れで。それなのに――

「もしかして、疑念に囚われているのかな?
…でも、気にしなくていいよ。諸事情、というやつだ。」
「…は…?諸事情って……」
俺が言葉を続けようとした瞬間、他から声が掛かる。
「あぁ、ごめんね。呼ばれたみたいだから。またね?」
目の前から去った鴉は、次の宝石をついばむように―――

その紅に満ちたを、欠けることの無い月を、揺らしていた。
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